熱と空気 glassblowing

1300度の炉の中でガラスが溶ける。
オレンジ色の生き物のように存在感を放つガラスを竿の先に巻き取り冷めないように一定の温度をキープしつつ、炉の中で思い描く形にしてゆく。
熱しすぎると形が崩れ、温度が低くなると割れてしまう。
「吹きガラス」と「写真」はとてもよく似ていると私は思う。
形の定まらない熱いガラスの塊をいろんな道具を用いて形にしてゆく吹きガラス。
曖昧だけれど確かに存在する空気や時間や感情というようなものをカメラという道具を使って目に見えるものとして固着させる写真。
直接手で触れることができなくて、なかなか思いどおりにはならないけれど、思うような形を作ることができたり、
どこにでもありそうでかけがえのない瞬間を写しとることができたときの喜びも、とてもよく似ている。

10/22(火)より、大阪にありますカロブックスさんにて写真展を開催します。
大阪でははじめての個展となります。
フリーランスになった2007年に吹きガラスに出合い、途中1年のお暇をいただきましたが、10年と少し続けてきました。
はじめて吹きガラス工房に見学に行った際に竿に巻き取られた溶けたガラスのかたまりを見た衝撃をいまだに持ち続けています。
その衝撃のようなものを言葉にするのはとてもむつかしい。
なんというか「魅入られた」というか「トリツカレタ」とでもいうか。

長い年月をゆっくりと共にしていていまだに色あせない思いのようなものを写真でお伝え出来ないかと考えています。

是非たくさんに方に見ていただきたいと思います。
お仕事が入らない限り在廊する予定にしております。在廊予定日は各種SNSにてお知らせいたします。

小さな写真集も制作中です。写真展にて販売させていただく予定です。

どうぞよろしくお願いいたします。

寺田和代 写真展 「熱と空気- glassblowing-」
2019年10月22日(火)-11月2日(土)※最終日17:00まで
12:00~19:00(土曜は18:00まで)定休日:日・月
場所:カロブックス
大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル5階
電話 06-6447-4777