撮影は2014年8月、八幡地域猫を考える会の撮影をさせていただき始めた頃の写真です。
ハナさん。この時はとても元気で貫録のある長女猫さんでしたが、数年前に膵ガンで亡くなってしまいました。この時は保護猫さんを撮るのが目的だったので、ハナさんの写真が少ないです。もっと撮っておけばよかったな。
ハナは兵庫の小さい団体さんから譲渡してもらいました。その人の家の前に兄弟猫と2匹で捨てられていたそうです。今はもう無いんです。その団体は。兄弟猫は武庫川の人が里親さんだそうです。
ハナさんはメスにしてはとても大きな猫でした。うちの猫が4㎏前後なので大きい!とびっくりした記憶が。2014年の頃はそんなにたくさんの猫を見たことがなかったので、かおるさんのお宅で保護猫と4匹の猫を見て、猫もいろんな子がいるな(あたりまえ)としみじみ思ったのです。
【NECOTOデータ】 2014年8月撮影
ハナ:♀2003年夏生まれ (膵ガンにより享年11歳)
性格:おおらかで少し雑。小さなことは気にしない、みんなに優しい
いつものご飯:カリカリ
好きなおやつ:無し(ドライフードしか食べない)
好きなおもちゃ:おもちゃはあまり興味なく、掃除機で吸われること、笛を吹と後ろからついて歩くことが好き。
定位置:ブラウン管テレビの上
かおるさんのお宅には白猫ちゃんが2匹いらっしゃいます。こちらはハルちゃん。
ハルを知ったのはスーパーの張り紙でした。
小学生が書いた文字と絵で子猫もらってくださいと書いてあり、いったんスルーしたものの、現地に見に行ってしまいました。
4匹の子猫のうちすでに2匹は貰われ、ハルと子猫2匹がいました。子猫だけでも、と思って連れ帰ったものの、まだ離乳しておらず、母猫のハルもつれに行って保護しました。
ハルは1.9kgしかなくて、毛もボサボサでしたが、子猫はコロコロしてて、ちゃんと授乳してたんですねー。グレーの子猫はうちのお隣に里子に行き、白い子猫はネット募集で里親さん決まりました。
ハルにお問い合わせもあったのですが、決まらず(早い目に諦めたんですー)、そのまま我が家の猫に。保護して子猫がいる間はとても大人しくて病院に連れて行くときも鳴きもせず、キャリーの中で穏やかに子猫のそばに横たわってました。今はキャリーに入れた途端、帰るまで鳴きっぱなしです。
1.9㎏って、ものすごく小さい!それなのにちゃんと授乳していたんですね。そんなハルちゃんは去年のはじめから食が細くなったといいます。現在乳腺腫瘍という病気で、清潔を保つためにいつも術後服を着用しているようです。ハルちゃんはおとなしいので着られるそう。うちのネコズは服は無理っぽいな。ハルちゃん、 毎日をたのしく過ごせるといいな。
【NECOTOデータ】 2014年8月. 2018年10月撮影
ハル:♀ 2003年秋生まれ
性格:おっとりお嬢様。抱っこしたらタラーンとしたぬいぐるみみたい。
いつものご飯:フードはカツオ系いろいろ。食べられるものが時々変わる。
好きなおやつ:モンプチの個装のドライ、ウエット(魚系のみ)。
好きなおもちゃ:マタタビ入りの人形。
定位置:窓辺のヒーターの上か、こたつの中。
こちらヒメちゃん。
ヒメはうちの近所にあらわれた猫で、うちの駐車場で吐いたのを見ました。吐いたものはセミや木くずばかり。餌をやると近寄ってくる慣れた猫でした。
アレルギーで禿げてるので治療しました。
信憑性はわかりませんが、その頃、団地でたくさんの猫を置いて引っ越した人がいたそうで、そこの猫ではないか、と言われたことがあります。
最初2匹から多頭崩壊したそうです。保護するために餌をやったのですが、餌をやるとすぐにうちの敷地内で過ごすようになり、掃き出し窓のすぐ横にケージを置いて誘導したら自分からスッと入っておとなしく過ごしてくれました。今のわがままぶりからは信じられないくらいです。
福ちゃん(後ほどご紹介します)のことが大っ嫌い!というヒメちゃん。女の子は気難しい子が多いと病院の先生からも聞いたことがあります。保護当時はあんまりちゃんと食べれていなかったのかな?吐いたものがセミや木くずって(涙)多頭崩壊、引っ越しで捨てていくなんて考えられませんが、これが現実なんですね。そんなお話もかおるさんを通してお聞きするようになりました。
出て来てくれました~。目の色がとってもきれい。ハルちゃんもですが、白猫は本当に毛の色が真っ白で、高貴ですね~。ヒメちゃんかおるさんに保護してもらってよかったね。
【NECOTOデータ】 2014年8月. 2018年10月撮影
ヒメ :♀ 2006年秋生まれ
性格:小悪魔的でわがまま、とてもきれい好き。細いけど力持ち。少しアレルギー体質。
いつものご飯:カリカリ(ハルが食べなかったのをいろいろ食べてくれてる)
好きなおやつ:ハルに合わせてモンプチ、チキン系が好き。
好きなおもちゃ:紐付きの猫じゃらし、レーザーポインター。
定位置:こたつの布団の上。
最後にご紹介するのが私が八幡地域猫を考える会を応援させていただくきっかけとなった福ちゃんです。
福ちゃんはスーパーの帰り、会社倉庫近くの草むらからニャーニャー言いながら出てきました。人の声に反応してこっちに向かってヨチヨチ、ひっつきむしいっぱい身体につけて出てきました。
親が運んでる途中かも?としばらく様子見してたのですが、福ちゃんが来てしまったし、雨が降り出したので連れて帰りました。捨て猫だと思います。
福ちゃんは、かおるさんが2011年夏に保護されました。
我が家には2011年4月20日に迎え入れた「はな」という猫がいて、いつも人にくっついて回り、寂しそうに留守番をしているはなに、友達が欲しいなと思っていた頃保護された福ちゃん。かおるさんのご主人とお仕事つながりの知人を通してフェイスブックでつながっていて、福ちゃんの保護された様子を見させていただいていました。
そのうち里親さんを募集されていたので、是非我が家にと思い、お迎えする予定だった福ちゃん。
いよいよお迎えということで、念のため血液検査をして下さったところ、猫エイズが陽性とでたとのご報告が。
はなを迎えてまだ日も浅く、猫エイズについてあまり詳しくなかった私たちはとても迷いました。ご相談の末、お断りすることになりました。
(当時は猫同士で同じトイレを使ったりすると感染するものだと思っていました。)かおるさんとご主人はそのことも受け入れてくださり、その後私たちは別の方を通じ、「しずく」が2011年10月に我が家にやってきました。
猫エイズとは
猫免疫不全ウイルスが原因で起こる症状を「猫エイズ」と呼んでいます。猫免疫不全ウイルスに感染した猫は、猫エイズの菌(ウイルス)を持つ、いわゆるキャリアとなります。この段階では、猫自身の免疫がウイルスの活動を抑え込んでいるため、何の症状も出ていません。やがてウイルスが活動を始めると、「発症」となります。
その後、再検査の結果、猫エイズは陰性だったそうです。子猫の時は母親が抗体を持っていると陽性と出ることが多いそうです。
2カ月齢の子猫の場合、エイズウイルスに感染して、抗体が作られる場合と、親からの移行抗体の影響で検査が陽性になることがあります。そのため、子猫の場合、生後6カ月齢までは、再度検査をおすすめします。1度めの検査で陽性の場合、生後8カ月のとき、再検査をして再度陽性であれば、猫エイズに感染していると考えるべきです。
しずくが来ることが決まっていたので、福ちゃんとのご縁は無くなりましたが、ずーっとブログなどで拝見していたところ、かおるさんが八幡地域猫を考える会の活動について書かれているのを目にしました。それが保護猫や地域猫についてより深く考えるきっかけとなりました。
「福ちゃんはビニールを噛んで食べる癖があり、昨年末にビニールが大腸に詰まって手術しました。今は元気!」
撮影の日にビニールを食べて病院に行ったお話を聞いてました。うちの「はな」もビニールを食べてしまうので、困っています。
福ちゃんはとても人懐っこくて、いつお伺いしてもさわらせてくれます。
かおるさんがおっしゃる小2男子っていうのが良くわかります。(笑)かおるさんのお宅では末っ子のかわいい福ちゃんです。
福ちゃんのおかげでかおるさんとお会いすることができ、保護猫や地域猫について、今まで知らなかったことをたくさん知りました。
そして、殺処分やペットショップの裏側などにも興味を持ち始めました。
いまは写真をとおしてのお手伝いしか出来ていませんが、一人でも多くの方に、猫についてのかわいいだけではない部分をわかっていただき、1匹でも多くの猫が幸せになるといいなと思っています。
これからも八幡地域猫を考える会の活動も応援していきたいと思います!
【NECOTOデータ】2014年8月. 2018年10月撮影 京都府 人4+猫4
福 :♂ 2011年秋生まれ
性格:食いしん坊、小2男子。いじわるするのは好きだけど、されるとすごく落ち込む。
いつものご飯:カリカリ(メタボリックス)
好きなおやつ:モンプチ
好きなおもちゃ:猫の毛玉を投げてもらうこと。(ブラッシングの時の毛を丸めたもの)
定位置:こたつの中、ケージの中のヒーターの上。